中華料理店の点心メニューやスーパーの冷凍食品売り場で、「焼売」という名前を見かける機会は多いものです。
見た目や材料が似ている餃子や肉まんとは、何がどう違うのか気になる人も多いのではないでしょうか。
焼売とは、豚肉やエビなどの具を薄い皮で包み、底を開けたまま蒸し上げる中国料理の点心のことです。
この記事では、焼売の特徴や種類、餃子・肉まんとの違いについてわかりやすく解説します。
焼売とは
焼売は、豚肉やエビなどの具を小麦粉の薄い皮で包み、蒸して仕上げる中国料理の点心です。
餃子のように皮の端を閉じ合わせず、上部を開けたまま具が見えるように包むのが大きな特徴です。
中華料理店の点心メニューだけでなく、スーパーやコンビニの冷凍食品、惣菜としても日常的に食べられています。
点心とは、お茶とともに少量ずつ楽しむ軽い料理のことで、焼売はその代表格のひとつとされています。
焼売の読み方と名前の由来
焼売は「しゅうまい」と読みます。
この読み方は、中国語での発音がそのまま日本語の呼び名として広まったものです。
漢字の「焼」は火を通す調理を連想させますが、実際の調理法は焼くのではなく蒸すという点に注意が必要です。
名前の響きと調理法が異なるため、初めて知ったときに意外に感じる人も少なくありません。
焼売の特徴
皮
焼売の皮は、小麦粉を薄く延ばした正方形に近い形をしています。
餃子の皮よりも薄く作られていることが多く、蒸し上がったときに具の形がうっすらと見えるのが特徴です。
具
具には豚肉やエビのひき肉を中心に、タマネギや干し椎茸などを混ぜて作ります。
具材の組み合わせは店や家庭によって異なり、カニ風味や野菜を使った焼売も多く作られています。
蒸し方
焼売は蒸し器や蒸籠を使い、短時間で蒸し上げて仕上げます。
皮の上部を開けたまま蒸すため、蒸気が具の中まで通りやすいという利点があります。
付け合わせ
食べるときは、醤油や酢、辛子などをつけることが多いです。
地域によっては、タケノコやホタテを加えたり、辛子を効かせた食べ方をしたりする工夫も見られます。
焼売の種類
焼売は中国国内でも地域によって具材や形が異なります。
広東式の焼売は豚肉やエビを使い、上にグリンピースやカニの卵をのせて仕上げることが多いとされています。
日本の中華料理店や冷凍食品では、豚肉を中心にした小ぶりの焼売が一般的です。
このほか、エビをたっぷり使ったえび焼売や、野菜を主体にしたタイプの焼売なども販売されています。
焼売と餃子の違い
焼売と餃子は、どちらも中国から日本に伝わった点心ですが、包み方と調理法が異なります。
餃子は皮の端をしっかり閉じて具を包み、焼く・蒸す・茹でるなど複数の調理法で食べられます。
一方、焼売は皮の上部を開けたまま具を見せるように包み、蒸して仕上げるのが基本です。
皮の厚みも異なり、餃子の皮は焼売の皮よりも厚めに作られていることが多いです。
| 項目 | 焼売 | 餃子 |
|---|---|---|
| 包み方 | 皮の上部を開けたまま包む | 皮の端をしっかり閉じて包む |
| 主な調理法 | 蒸す | 焼く・蒸す・茹でるなど |
| 皮の厚さ | 比較的薄い | 比較的厚い |
焼売と肉まんの違い
肉まんも豚肉の具を使う点心ですが、焼売とは皮の種類が大きく異なります。
肉まんは発酵させた小麦粉の皮で具を包み、ふっくらとした食感に仕上げます。
焼売の皮は発酵させない薄い皮で、具そのものの食感や味をそのまま楽しめるように作られています。
大きさも、肉まんは一つで満足感のあるサイズ、焼売は一口で食べられる小ぶりなサイズが一般的です。
焼売の選び方
冷凍食品の焼売を選ぶときは、具材の内容や肉の割合を確認すると、好みの味に近づけやすくなります。
エビや野菜が多めのものは、さっぱりとした味わいを求める人に向いています。
中華料理店で注文する場合は、点心メニューの中でもカニ風味やホタテ入りなど、店ごとの特徴を確認してみるとよいでしょう。
焼売の保存方法
市販の冷凍焼売は、購入後すぐに冷凍庫で保存すれば、ある程度の期間保存できます。
一度解凍した焼売は品質が落ちやすいため、早めに食べ切ることをおすすめします。
手作りした焼売を保存する場合は、蒸す前の状態で小分けにしてラップに包み、冷凍しておくと使うときに便利です。
保存期間の目安は、パッケージに記載されている表示を確認することが大切です。
焼売のおいしい蒸し方・加熱のコツ
冷凍焼売を加熱するときは、袋に記載された加熱時間や方法どおりに調理することが大切です。
加熱時間が不足すると、中心部が冷たいまま残ってしまうことがあるためです。
蒸し器がない場合は、フライパンに少量の水を入れて蓋をし、蒸し焼きにする方法でも代用できます。
電子レンジを使う場合は、ラップをかけて加熱すると、皮が乾燥しにくくなります。
焼売のアレンジ・食べ方
焼売は点心としてそのまま食べるほか、さまざまな料理にアレンジできます。
スープに入れて煮込めば、具のうまみがスープに溶け込み、手軽な一品になります。
お弁当のおかずとしても人気で、冷めても固くなりにくいという扱いやすさがあります。
崎陽軒のシウマイ弁当のように、駅弁の定番として地域の名物になっている例もあります。
焼売を食べるときの注意点
冷凍食品の焼売は、加熱時間が不足すると中心部に冷たさが残ることがあります。
袋の表示どおりにしっかり加熱してから食べるようにしましょう。
具材によってはエビやカニなどの食材が含まれるため、アレルギーのある人は原材料表示を確認することが大切です。
焼売のよくある誤解
焼売は名前に「焼」の字が入っているため、焼いて作る料理だと思われることがあります。
実際の調理法は蒸すことが基本で、焼くわけではありません。
また、焼売と餃子を同じ料理だと考える人もいますが、包み方や皮の厚さなど、細かな違いがあります。
まとめ
焼売とは、豚肉やエビなどの具を薄い皮で包み、蒸して仕上げる中国料理の点心です。
皮の上部を開けたまま具を見せるように包む点が、餃子や肉まんとは異なる大きな特徴です。
地域や店によって具材や形にさまざまなバリエーションがあり、家庭でも手軽に作ったり食べたりできる料理です。
冷凍食品を調理するときは、袋の表示どおりに加熱時間を守ることが、おいしく食べるためのポイントになります。









